マラケシュから出たばかりの時は、まだ並木道があったり、特に変化にとんだ光景は見られなかったが、30キロ程進むと山道になり、谷間には川が流れ、日干しレンガの家並み・ベルベル人の村が、山脈にはりつく様に現れる。
このアトラス越えの魅力は、山道そのものより、風景のめくるめく変化。羊が草を食むのどかな牧場風景があったかと思ったら(イギリスではお馴染みの風景)、いつしか遠くの山並みがぐんぐん迫ってくる。
最高地点のティジン・ティシュカ(Tizin Tichka)は、標高2260メートル。静寂・広大・解放感を感じる時が止まった様な風景。でも・・・びっくりしたのが、絶対誰も住んでいない様な所でも、ちゃんと土産物屋がある・・・・人が住んでいる・・・・そして、物を買え!と勧めてくる。
高山の雄大な景色は終わり、土の色も黄土色に変わり、ワルザザートに近くなればなる程、砂漠に近くなってきた事がはっきりわかる風景になる。
今回の一番の目的地、アイト・ベン・ハッドゥ(Alt Ben Haddou)を見学。インディアナ・ジョーンズⅢや、Gladiatorの舞台にも使われたこの場所。
ここは、サハラ砂漠の入り口。35℃とガイドの人は言っていたが、軽く40℃越えでしょう・・・と思った。暑いし、砂漠の砂が容赦なく、顔や足に吹き付けて痛い・痛い!
それでも、必死に細い道をくねくねと進み、アイト・ベン・ハッドゥ内を1周する。スークに行った時も思ったが、方向音痴とかに関係なく、道が狭くてクネクネしてて、迷ったら、もう元の場所に戻れないんじゃないかと、そんな不安が過ぎる様な、道だった。
でも、こんな風景に出くわす事は、めったにない。しかも、世界遺産マニアと私としては、又、一つ世界遺産を制覇した、満足感にかられながら、ガイドさんや、みんなにおいていかれない様必死になりながらも、ところどころでシャッターをきる。
ここは、代表的なクサル(カスバ化した村)。カスバとは、城の事。元々、先住民族のベルベル人が、アラブ人から逃れる為に、7世紀頃、アトラス山脈を越えて、この辺りにカスバを築いて移り住んだのが、ここの歴史だ。
この巨大な建造群の美しさは、風観とあいまって、まさに芸術だ。その後、ワルザザートに立ち寄って、運転手さんの荒い運転にちょっぴり車酔いしながら、長い長い山道を走る。
途中、立ち寄ったカーペット屋さんでは、絶対カーペットは買わないと決めていたのに、手作業で作ったカーペットを目の当たりにし、買わずにはいられず、玄関用カーペットを購入。さわり心地・デザイン共に最高!後悔なし!
マラケシュに戻る途中の車中から見えた綺麗な☆。ダイヤモンドの様にキラキラ輝いていて、忘れられない綺麗な星空だった。一つ掴んで持って帰りたいと本気で思う程綺麗だった。
面白そうなとこ行ってきたんだね。日干しレンガの建物なんて、映画の中でしか見たことないから、一回くらいは、ちょっと行って見てみたい気もするよ。それに、軽く歴史も知ると楽しいよね。あと、えっ、( ̄ー ̄)こんなとこにお土産屋さん?にも、ちょっとたかられてみたいな〜笑 玄関カーペットどんなのか見たい!です。また、見せてね〜
返信削除面白かったよ!何気に、社会科見学みたいだったよ。歴史とか、先住民の事とかも、説明を受けて。
返信削除もちろん、たかられましたよ!時には、休憩ポイントに、ラクダと、ラクダ使いみたいな人がいて、写真撮ったら、金払え!みたいな押し売り。彼らはプロですな!!
増築が終わったら、遊びに来てね。11月には終わってると思う。
壮大な風景だ。しかも、暑いんだよね。
返信削除写真撮ったら金払えって、、、払った??(笑)
今回は、食中毒は大丈夫だったかな??