2012年6月30日土曜日

ノースウェールズの田舎を歩く

天気がとっても微妙な中、宿も確保しちゃったし・・・・山歩きしたいし・・・・と小さなミーティングが行われ、結局、ノースウェールズの田舎を歩く旅は実行される事に・・・・。マンチェの住んでると、数時間も車でぴゅ~んととばせば、こんなに素敵な田舎が広がっているのです!バージョンⅡ。



今回やってきたのは、ノースウェールズ。UKはイングランド・スコットランド・北アイルランド・そしてここウェールズを指します。ウェールズは独自の言語がありますので、(ウェーリッシュ)看板もお店のメニューも全て、ウェールズ語と英語という何とも興味深い場所。



ウェールズで、一番高い山、スノードン山。UKの中でもトレッキングには有名な山の一つで、多くの登山家達が登る山の一つであります。今回の旅の目的は、スノードン山をあるく事。この悪天候の中歩き始めました。


が・・・・段々と、シャワーの様な雨でしたが、雨は激しく辺り一面の霧で前が見えず・・・・ 1時間登り、2時間登り・・・・と半分地点まで到達すると、なかなか諦めて戻る気になれず・・・・


せっかく作ったおにぎりもサンドイッチもびしょぬれで、立って食べるはめになり・・・。景色も綺麗~なんて思える程、見通しがよくなく・・・・2時間半で、あと30分強で頂上と言うところで、すれ違いの人にこれ以上登るな!と危険勧告が出た為、なくなく下る事に・・・


なんだかとってもやりきれない気持ちで下る山。下りの方が雨が目に入ってくるし、滑るし、危険を感じながらも、自然の素晴らしさを堪能できたから満足しました。



次回は、日帰りで晴天を狙って行きます!!ウェールズといえば羊さん。鑑賞用の羊さんというより、私も目的は美味しい美味しいラム♪(子羊さん)


主人君が調べ上げた、ラムの美味しいパブレストラン。このボリューム・・・・山登りで腹ペコと言えども、これは完食は難しいだろう・・・・ただボリュームがあるだけで、味は普通なんじゃないかと疑ってかかってた私ですが、申し訳なかった!!旨い!柔らかい!ジューシー!脂っこくない!ウェールズのラムに完全にノックアウト!又、絶対食べに来たい味でした。(やはり完食は出来ず・・・・)


そして、今日のお宿。超久しぶりのB&B。独身の頃はよくお友達とB&Bに泊まってました。B&Bとはベッド&ブレックファーストの略で、1泊2日朝食付きで一人30ポンドから40ポンド程。イギリスの田舎に来ると何故か泊まりたくなる場所。どんな朝食でどんなお部屋なんだろう・・・ドキドキワクワク・・・次回に続く!


2012年6月24日日曜日

父の日くり喫茶

大慌てな一週間で、ブログ更新出来ず・・・・先週のネタになってしまいますが、日本と同じく、先週の日曜日はここイギリスでも父の日でした。イベント事ではかなりの割合で開店するクリ喫茶。今は、家庭菜園のハーブ君達がたくさん実ってくれて、我が家はハーブの宝庫!!ローズマリーに、ローリエに、セージにパセリにミントに・・・・眺めるだけで幸せな気分です♪


地元のチェッシャーのチェッシャーチーズとお父様お手製のピクルス。ファームマーケットで購入した生ハム。時間がないとは言え、食べ物の事になったら、スーパーのはしごは当たり前の、ファームやブッチャー(お肉屋専門店) までおしみなく行きます。


こちらの家庭菜園のレタスとプランターで育てたしそ。自家製サルサソースにも、しそが入ってます。トマトとしそと醤油とワサビで作りました。お魚屋さんまで行ってわざわざ買ってきたサーモン。
新鮮で、最高のお味でした。白ワインが進みます。


日本とイギリスでは、毎年母の日が2カ月程違いますので、父の日が一緒だった事がむしろ驚き!!私の実の父には、恥ずかしくて電話もする事が出来ず、なんだか申し訳ない気持ちでいっぱいになりましたが、きっと誰かがお祝いしてくれただろうか・・・・(期待)


メインは、父のリクエストのローストポーク。さすがこてこてのイギリス人だわ・・・・汗 料理長のくりもローストディナーは大得意な料理ですので、お手の物!!手際もいい!!!


ほっくほっくなローストポテト。私の大好物!!オーブン料理はやはり敵いません。本当に上手。つやもいい感じにでてるし、外はかりっと、中はふわっと仕上がるとこがさすがオーブン料理の巨匠だわ・・・・(多分、秘密でラード使ってます)


こちら、完成品のローストポーク。うん!美味しそう!!ファームマーケットで買ってきただけあって、ポテトも人参も格別な気がしました。御馳走様。


デザートのチョコレートケーキとアイス。こちらも手作りといいたいとこですが、ファームで買ってきたものです。ファームのアイスクリームは濃厚で本当に美味しいです。その分カロリーも高いのでしょうけど・・・・
皆さんも素敵は父の日を過ごせましたか??昔は、全然興味もなかった~の日。デパートの金儲けに違いないと最近まで思っていましたが、誰かに感謝する意味でも~の日って悪くないな・・・と思いなおした日でした。


2012年6月16日土曜日

忘れ去られていたくり喫茶

イギリスの素敵な田舎町が広がるヨークシャー地方。マンチェスターから車で1時間強。主人君の実家があるので、今や行きつけの田舎町。


イギリスは、場所によっても家の作りが全然違います。マンチェスターではなかなか見ないヨークシャーストーンで作られたお家。ヨークシャー地方に来ると、こんな雰囲気のお家がほとんど。


話は変わって、すっかり登場しなくなっていたくり喫茶ですが、気がむいた時にオープンしてます。ある日のくり喫茶・・・・この日は一日中ガーデニングでヘトヘト。我が家の家庭菜園で採れた新鮮レタスでサラダと、野菜不足の時は必ず食べるセロリ&ハモス。


ここ数カ月気になっていたフィッシュパイ。ようやく食べれた♪♪サーモン・鱈・海老・ホタテ・家庭菜園のホウレンソウが入ってます。イギリスの代表料理の一つ。ホワイトソースにシーフードを絡め、その上にマッシュポテトを敷いて、パン粉をまぶし、オーブンで焼いた料理。日本でいうグラタンですね。ボリュームがあって美味しいです!



主人の実家で開かれたくり喫茶。こちらも我が家のレタスとロケット、実家のラディッシュで、まさに自給自足サラダ。無農薬ですし、とっても甘くて美味しかった。


普段はお値段が張ってなかなか手のでないRib eyeステーキ。イギリス人は柔らかくて蕩けるフィレステーキよりも、ある程度歯ごたえのあるRib eyeステーキの方が好みみたいです。


手作りステーキソース(ペッパーソース)も、ソースだけでも舐めれる程美味しく、イギリス人の大得意なローストポテトとベジもちょうど良く焦げ目が付いていて、主人チョイスの赤ワイン(多分シラズ)と共に美味しく召し上がりました。今日も元気にいただきました!


2012年6月12日火曜日

日本食が恋しくなったら・・・

やっぱり日本人の私は、イギリス生活が定着しても、夢で自分が英語を話していても、漢字が段々書けなくなってきても、日本食がなかなか手に入らないのが分かっていても、日本食が食べたくなる!そんな時によく作るなんちゃって日本食。


世界中でこにでもあるチャイナタウンで手に入る食材に今年は何といっても家庭菜園で育てた強い味方の野菜達。白菜と大根はチャイナタウン産ですが、この春菊は我が家の家庭菜園産です♪春菊ならではのきつい匂いが素敵!


韓国人のお友達から頂いた自家製キムチでキムチ鍋。キッチンがキムチの匂いが充満して大変な事になりましたが、美味しければ全て良し!!春菊はすきやきに入れて食したかったが、帰国中に実家で美味しすぎる和牛のすきやきを食べてきて、その味をまだしっかりと覚えてしまっているので、こちらの牛さんはステーキには良いが、薄切りですきやきには・・・・と思い、あえて止めました。


代わりに、フィッシュボールと豚ロースだいぶ前に作って、冷凍庫に入れっぱなしだった餃子君。うんうん。なんちゃって日本食にしたら上出来の楽ちんお鍋!!


全然夏らしくない最近のイギリスにはもってこいの体がホカホカになるあったかお鍋。食はなんちゃってだけど、せめてお皿は可愛らしく♪


お鍋用の大根が大量に余ったので大根サラダ。日本で業務用の胡麻ドレッシングとあら塩&ブラックペッパードレッシングと明太子ドレッシングと柚子ドレッシングを買ってきたので、どれにしようかと悩んだ結果、あら塩&ペッパードレッシングに!さっぱりしてて美味しかった!


サンドイッチ用に買ったプチ高級スモークサーモンが余っていたので、サーモンマリネ。これで今夜も十分過ぎる御馳走ができたわ!と満足する私の横で物足りなそうな主人君。忘れてました・・・・鍋と大根サラダがあまり好物ではない事を・・・・やっぱり鍋はマンチェの妻達とつつきあうのが一番だわ♥


2012年6月10日日曜日

裏切りのイギリスの夏

日本から帰国してからは、びっくりする程の晴天が続き、みんなに日本から太陽を運んできた~と褒められ、すっかり晴れ女気分だった私。


湿気がなくからっとしているので、晴れて気温が上がると本当に気持がいいイギリスの夏。みんなここぞとばかりに外に出て、庭でバーベキューやらガーデニングやら、ビアガーデンやら釣りやら・・・天気がいいと一段と賑やかになるイギリスの夏。


しかしながら・・・・裏切り者なので、日本の夏の様に2カ月とか3カ月とか夏が続いた事はなく、1週間晴天が続けば100点満点で、1週間も続かないうちに又いつもの暗い寒い天気に戻ってしまい、賑やかさを失うのであります。


だからこそ、イギリス人にとって、晴天の日はとっても貴重。週末に眠い目を擦りながらも早起きして、山に出かけたり、ピクニックに出かけたり、昼間っからパブの外でビールを飲み続けたりとお祭り騒ぎ。


私達も家でのんびりしている訳にはいかないと、日本から戻ったばかりで、日本で買ってきた大量の荷物の整理もままならないまま、近所の公園へピクニック。


徒歩圏内にあるこの公園。白鳥もひよこちゃんも、時にはりすまで現れて、静かでのんびりした時間が過ごせる癒しスポット。


こんな日は、なんだか無償にサンドイッチが食べたくなり、玉子サンドに、ローストビーフサンドにスモークサーモンサンド。ローストビーフサンドの中にちょこりと入れたロケット(水菜とクレソンの中間な様な味)は我が家の家庭菜園から。


こちらのレタスも我が家の家庭菜園のマンチェスターレタス。甘くてみずみずしくて最高の味!何より自分で育てた愛情たっぷりレタスは感謝して食べられる!


ザ・イギリスなポークパイと、主人の大好物のアスパラベーコンなどのおかずも加えて、主人のお友達夫婦と貴重なイギリスの青空の元、ピクニックを楽しみました。そして案の定・・・・数日後からお天気は下り坂。イギリス人の皆さんは、きっとオリンピックよりもユーロカップよりも、今後のイギリスの天気の行方が気になっているのではないでしょうか??今年も裏切りの夏か??やめてくれ!


2012年6月6日水曜日

Queen Diamond Jubilee(エリザベス女王即位60年)~連休のショートトリップ~



エリザベス女王の即位60年のお祝いで4連休だったイギリス。どこもかしこもユニオンジャックの旗が掲げられ、霧のロンドン?どんより空のイギリスも国民の心はみんな祝福ムードと4連休でハッピー晴れ晴れでした。


歴代のイギリス人君主の中で、即位60年を迎えたのは、19世紀に君臨したビクトリア女王に次いで二人目だそうで、エリザベス女王は現在86歳と最も高齢です。
イギリスでは、王室の廃止を求める意見が国民の一部にある一方で、福祉施設への訪問などの活動を精力的に行っているエリザベス女王は国民の安定した支持を得ています。



せっかくの4連休なので(私は2連休でしたが・・・・涙)、国内1泊2日旅行に出かけました。場所はLudlowという可愛らしいイギリスの田舎町。城見物好きの主人・・・・早速、Stokesay Castleに立ち寄り城見学。1280年に建てられたお城ですって!すごい歴史だわ。


後方に見える山の向こうはウェールズ。どうやら、このお城の由来は、イギリス人がウェールズ人がイングランドにやってきて、悪さ(盗難や攻撃)をされない様にと見張る為に建てられたらしい・・・・。大変興味深い。


ちょっぴり歴史の勉強をして、飽きた頃に、フードセンターで美味しい食材を見た後のランチ。イギリスに引っ越してきた頃は、コールドミール(冷えた食べ物)が大嫌いでこんな寒いのに何で冷たいポークパイやパテを食べなきゃいけないのか・・・・・??と不満でしたが、慣れって恐ろしい。この日も6月とは思えない寒さでしたが、コールドミールを美味しく頂きました。手作りパテ、美味しかった。


Ludlowの街の魅力は、素敵な雰囲気の田舎町とこの老舗ホテル、The Feathers Hotel。400年近い歴史がある。こんな古いホテルに泊まれるなんてちょっと怖いけど素敵♪♪外観が本当に可愛かった。しかし・・・・やはり内装はぎしぎしと歩くたびに音がして、不安になる私でした・・・


Ludlowの街も、Diamond Jubileeで盛大に賑わっていました。あちらこちらでエリザベス女王の着ぐるみを着た人がお菓子を配ってたり、大男がユニオンジャックの色、赤・青・白のおかしな衣装で仮装して楽器片手に街中を行進してたり・・・・


ファーマーズマーケットでも、みんなユニオンジャックの帽子をかぶって、ユニオンジャックのエプロンして、とっても楽しそう♪天気は悪いが、国内が祝福ムードで幸せな気持ちになりました。


イギリスの田舎町が大好きな私。又一つお気に入りの田舎町が増えました。川が一望できるパブでワイン休憩。


Ludlowは、食べ物のレベルが高い街としても有名と主人はが言っていたのでディナーも期待大。なんだかんだ、お城見学とか田舎町が好きとかよりも、ここに来た一番の目的である 食。
キャンセル待ちで運よくこれたこのレストラン。


日本の味付けとは全く違うスタイルですが、このシーフード盛りは絶品でした。特にすずきとサーモンとかじき。濃厚クリームソースがこれまた相性抜群で、二人で取り合いながら完食。
あ~イギリスに戻ってから、ようやく美味しい食べ物にこぎ着けた・・・・ニコッ。


Chitika